表現主義の「千住郵便局電話事務室」

北千住に行ったが、目的の時間までやや余裕があったので、周囲を散策した。日光街道通りをあるいていてちらっと見えたのが「旧千住郵便局電話事務室」(1929年竣工)。だいぶ前に撮影に来たことがあったが、そのことはほとんど忘れていた。

山田守設計のドイツ表現主義の建築だという。表面の煉瓦がスクラッチタイルで、昔の建築だとたまにある。昭和初期に流行ったらしい。

以前の写真を見てみると屋上に増築された部屋があったが、それはなくなり、最初の建物の仕様に戻ったようだ。なお、北九州市門司港には、やはり山田守設計の旧門司郵便局電話分室(現・門司電気通信レトロ館)があり、こちらのほうがモダンでドイツ表現主義っぽい(1924年)。

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