人形がでてくる怖い映画

子どもの頃に、テレビで昼の映画劇場みたいなものを毎日やってた。そのなかで人間が人形にされる映画があり、最後にクルマにマネキンを載せて疾走するシーンがなんともシュールで印象深かかった。後でベルナール・フォーコンというマネキンを使った写真家の写真も知るが、それみたいでもある。

さて、その映画をもう一度みたいと思い。なんとか調べて、再度観たのだが、さほど人形が動いたりするものではなく、マネキンが倒れたり、顔の口の部分が空いたりしてけっこう昔のお化け屋敷的なアナログチックなものだった。殺人鬼の役者がかなり気味悪いのと、最後のシーンが「人間だと思っていたのか、実はお前は人形になってしまったのだよ…」のように思いがけず、そうだったか!のどんでん返し的展開で面白かったのだが、それ以外はそれほどの映画ではなかった。

さて、再度チェックしようと思って題名を思い出そうとしたが、思い出せない。どうにかこうにか検索ののち判明した。題名は『デビルズ・ゾーン』だ。これは人形のにの字もない関係のない題名。さらに原題は『Tourist Trap』 (1979)で邦題がカタカナだからてっきり同じかと思ったら。とんだトラップだ。

ただ、縁日の見世物小屋的なチープさは逆に不気味で悪くない。

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